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2016/12/06

全ての人に健康を(UHCデー)

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12月12日は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・デー です。

2012年12月12日、国連総会でユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC):「誰もが、どこでも、お金に困ることなく、自分の必要な質の良い保健・医療サービスを受けられる状態」を国際社会共通の目標とすることが、全会一致で議決されました。12月12日は、UHCが実現できるよう世界によびかける日です。

 UHCが、2016年5月27日に発表された「G7伊勢志摩首脳宣言(コミュニケ)」に安倍首相のリーダーシップの下、保健の中心的な課題として言及されました。UHCがG7の首脳宣言に記載されたのは初めてで、画期的なことです。

 この首脳宣言では「UHCを達成するため、保健システムは強固で、強じんで、持続可能であり、かつ、その対象となる人々の現在及び将来のニーズに応えるものであることが必要である」と述べられています。さらに「我々は、誰一人取り残さないという原則に基づき、UHCの達成を加速化することの重要性を認識し、特に途上国において、保健システムを強化し、より強じん、包摂的、費用負担可能、持続可能、かつ、公平なものとするため、我々の支援及び協調を強化することに対するコミットメントを改めて表明する」と言及されています。「誰一人取り残さない」というのは、2030年までの目標を定めた持続可能な開発目標(SDGs)で、特に重視されている考え方です。

  今後はUHC達成に向けて、あらゆるアクターが、具体的な対策を講じる必要があります。たとえば、日本政府は各国のUHC促進のための保健計画の支援、市民社会はUHCを進めるための国際的なガバナンスと活動への参画などが考えられます。この力強い首脳宣言が、言葉だけで終わらないようにしなければなりません。

(UHCデーウェブサイトより)  

詳細: UHCデーウェブサイト

 ※ストップ結核パートナーシップ日本(STBJ)は、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ・デーの団体パートナーです。STBJは、貧困の病といわれる結核において、全ての患者さんが、税制的な負担となることなく、どこでも、必要とする質の高い診断・治療・ケア・予防を受けることができるように、特に結核対策を通じてUHCに貢献できるよう支援をしています。

 資料: 結核対策とUHC“結核対策の推進がいかにUHCに貢献しうるか

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